FURNITURE 担当 田辺です。
僕が一番恋して止まないソファです。
「チェスターフィールドソファ」
名前の由来は諸説ありますが、チェスターフィールド伯爵から付けられたと想っています。
フィリップ・チェスターフィールド伯爵(イギリス)
著書『わが息子よ、君はどう生きるか』この本には仕事に関する心構えや人とかかわる際の振舞い方、人生で成功するための方法などが息子宛に細かく書かれています。現在も英国上流社会のジェントルマンシップの教科書として読み続けられているようです。
二つ目はチェスターフィールド伯爵がデザインし、仕立てさせた”チェスターフィールド・コート”があります。現在でも作られ続け人気の根強いアイテムとなっています。
そして、チェスターフィールドソファです。チェスターフィールド伯爵が”デザインした”という説と”愛用していた”という説があり、はたまた、地名が由来だとも言われていますが、ここまで聞かされるとチェスターフィールド伯爵であって欲しいと想うのは、僕だけでしょうか。
仕事柄、いろんな状態のチェスターフィールドソファを見て、触って、座る事をしてきました。アンティークから、現行品、一流メーカーのもの、イギリス製から、アジア諸国で生産されたものまで。
このメーカーのチェスターフィールドソファに出会ったのは2年前くらいだったと思う。やっと出会えた、胸が高鳴る思いだった。
アンティークになると、なにものにも代えられない経年変化がたまらなくかっこ良いが、もちろん一点モノ。座面もへたっている物が多く、修理が容易ではありません。
現行品、特にアジア諸国で作られているものは、技術的にはすばらしいものもありましたが、レザーの塗装がなぜかわざとらしく、違和感のあるものが多く見られました。座面も固く落ち着かない。
一流メーカーのものは、さすがにすばらしい仕上がりなのですが、きれいすぎてなじめなかった。
でも、このメーカーのレザーのアンティーク加工の技術は、本物と間違うくらいの出来で違和感もなく、すばらしい物でした。座面も程よくやわらかい。チェスターフィールドソファーは、普通のソファーに比べて座面がやや高いので少しやわらかめの方が日本人にはあっていると思う。
このチェスターフィールドソファーなら自信を持って勧められる。そんな思いで販売を始めました。
いい感じです。
CAPANNA ROOM DECORATION