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2013年02月の記事は以下のとおりです。

英国 家具 パティナを愛でよ

英国家具には、長い年月をかけてできた色の艶や、使い込んだ時に出てくる自然なあじわいがあります。この自然な艶が魅力的で、英国家具を好まれている方も多いはず。僕もその一人ですが、この艶の事を、パティナって言います。日本で言うところの、古艶(ふるつや)です。
英国には『パティナを愛でよ』っていう言葉があります。言葉というか、文化ですかね。
生活の中でついた手あかやよごれ、キズ、昔だと暖炉から出た細かいススの粒子がワックスと共に刷り込まれ、味わいのある光沢へと変貌して行きます。
家族の歴史と共に、家具に味わいある表情が艶として積み重なっていくのです。そんなイギリスの方々の生活を素敵だと思いますし、そんな風に愛でられるオリジナル家具を製作して行きたいと考えています。(只今、試行錯誤製作中)

この美しいパティナを作るには、塗装に秘密があります。
シェラックというニスです。
世界には天然塗料と厳密に言えるものは2つありますが、それが漆とシェラックになります。
むずかしい説明は置いておいて、なにが違うのか簡単に説明すると、
現代の家具に使われている科学的な塗料は、非常に強固で強いのですが、塗膜にキズがついてしまうとその固さが逆に修復の困難さを生みキズがキズとしてしか残りません。
かたや、シェラックは科学塗料に比べればやわらかいのですが、修復が容易にできます。その修復、メンテナンスの過程でパティナが産まれるのですが、キズやよごれが風合いとして変貌していくところが、大きく違うところになります。
そんな理由で、アンティーク家具にはシェラックが使われていることが多いのです。

当店の直営ショップ『TORRINGTON TEA ROOM』に来て頂けると、シェラックを使ったテーブルと、ウレタン塗料を使ったテーブルを置いていますので、紅茶を飲みながらその違いを見る事もできます。
 そういえば、ちょうど時期的にバレンタインですが、このシェラック天然なのでチョコに光沢を出すのに使われたりするんですよ。なんだかテーブルからあまーい匂いがして来そうですね〜。

『CAPANNA ROOM DECORATION』

『SELETTI HYBRID テーブルウェア』

今日は、『SELETTI HYBRID』のご紹介です。
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このプレート、左半分はブルー&ホワイトで西洋の古城の絵柄、右半分は中国趣味の金魚の絵柄、1枚のプレートに2種類の異なる絵柄になってますが、よく見ていると古城の前にある小川でゆらゆら泳いでいる金魚を連想させられます。
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見た目は東洋と西洋の絵柄でまったく違うのですが、ある共通のテーマが隠されているので、頭の中では不思議と風景や感情が融合されていきます。
はたまた、ユーラシア大陸を一瞬で横断している様な気分にもさせてくれます。
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見る人、使う人によっていろんなイマジネーションをかき立てられるデザインになっているのが、楽しいシリーズです。
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CAPANNA ROOM DECORATIONの直営ショップ、『TORRINGTON TEA ROOM』 では、バレンタインに合わせてガナッシュやボンボンショコラでコーディネート。
 もう、頭の中では世界をビュンビュン飛び交っている感覚。。。
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『CAPANNA ROOM DECORATION』では、なんでもない日常をちょっと楽しむための道具や、家具をいろいろ展示中。
生活に楽しみをたくさん増やして行ける様に、スタイリッシュで楽しい商品を提供していきたいと思っています。

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